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今回読んだ書籍は、『― 大切なのは練習や勉強だけじゃない!―絵がうまくなる5つの習慣 』。
焼まゆるさん著、KADOKAWAより出版されており、2022年9月29日に発売された書籍です。
私がこの本を手に取った理由は、「もう一度イラストを学びたい」と思ったからでした。
子どもの頃はイラストを描くのが好きで、ノートやコピー用紙の裏に落書きする程度ではありましたが、よく絵を描いていました。
色を塗ることもなく、上達するための練習もしていなかったので、正直、絵はあまり上手ではなかったと思います。
それでも描くこと自体が楽しく、続けていたのですが、高校・大学と進むにつれて時間が取れなくなり、気がつけばイラストを描かなくなってから10年ほどが経っていました。
そんな私が再び「イラストをやりたい」と思ったきっかけは、デザインを学び始めたことでした。
Webデザイナーに必ずしもイラストの技術が必要なわけではありません。
ですが、「ここはイラストで表現できたらいいな」と思う場面は意外と多く、自分に技量がないために描けないことが、少しもどかしく感じるようになりました。
絵を描いていなかった時期でも、pixivなどでイラストを眺めては「描けたらいいな」と思っていたこともあり、余計にそう感じたのかもしれません。
とはいえ、初心者の身としては、「何から練習すればいいのか分からない」という状態。
そこで調べていく中で、「まず最初に読む本」として手に取ったのが、この『絵がうまくなる5つの習慣』でした。
今回は、私自身のアウトプットも兼ねて、こちらの書籍の要点をまとめていきたいと思います。
なお、内容にはどうしてもネタバレが含まれます。
気になる方は、ここで引き返してください。
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絵がうまくなる5つの習慣

筆者の焼まゆるさんは絵がうまくなる5つの習慣を以下のように述べています。
- 絵を継続する習慣
- 書き方を決める習慣
- 目を肥やす習慣
- 考えて描く習慣
- インプットとアウトプットの習慣
どれも特別な才能や高度な技術を前提としたものではなく、
今日から意識できる内容ばかりなのが印象的でした。
この5つだけを見ても、「何を意識して描けばいいのか」が整理されていて、とても分かりやすいと感じます。
ここからは、それぞれの習慣について、私なりの解釈も交えながら、できるだけ分かりやすくまとめていきます。
絵を継続する習慣

絵を継続できる人は、「絵が好きな人」であると筆者は述べています。
絵を描くことが好きだからこそ、描くことを長く続けることができる。
そして、絵が好きという気持ちを持ち続けることこそが、継続するうえで最も大切なことだと語られています。
イラスト制作には時間がかかり、ある程度上達するまでにも時間が必要です。
これは本当にその通りだと感じました。
私自身、初心者ながらイラストを描いていますが、思い描いた表現をそのまま形にするのは難しく、
完成しても「まだまだだな」と感じることが多くあります。
それでも、上達するためには絵を描き続けることが必要であり、
継続の大切さを強く実感しています。
ここでいう「継続」とは、毎日必ず描き続けることではありません。
目標を達成するまで、絵が好きという気持ちを忘れず、完全にやめてしまわないことが大切だと、筆者は述べています。
では、絵を好きであり続けるためにはどうすればいいのか。
そのためのコツとして、以下の4つが挙げられています。
- 成長を楽しむ
- 絵を描くことを楽しむ
- 生活と両立させる
- メンタルケアをする
1つ目の成長を楽しむこと。
他人からの評価や、上達という結果だけを求めるのではなく、少しずつできることが増えていく過程そのものを楽しむことが大切だと書かれています。
2つ目の絵を描くことを楽しむこと。
絵を好きであり続けるためには、自分のために描くことや、仲間を作ることなど、絵を描く行為そのものを楽しむ姿勢が重要だと書かれています。
3つ目は生活と両立させること。
個人的には、これが一番難しいと感じたポイントです。
自分の1日の過ごし方を見直し、スマホを見る時間などを絵を描く時間に充てる。
私自身、まだ絵を描くことが習慣化できておらず、気づくとスマホを触ってしまうことも多いため、改めて考えさせられました。
4つ目はメンタルケアをすること。
絵を描いていると、思うように評価されなかったり、なかなか上達を感じられず、挫折しそうになることがあります。
私自身も、2025年の夏頃から絵を描き始めましたが、11月頃から成長を感じられなくなったことや、体調を崩したことも重なり、思うように絵を描けない時期がありました。
だからこそ、無理をせず、自分の心の状態を整えることの大切さが、この章を通して強く伝わってきました。
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描き方を決める習慣

筆者は、「描き方を決めるだけでも、絵は上達していく」と述べています。
絵にはさまざまな描き方があるからこそ、まずは自分なりの描き方を明確にすることが重要です。
第2章では、その「描き方」を決めるための考え方が紹介されています。
いきなり描き方を決めるのではなく、土台となる部分から順番に考えていくのがポイントです。
その土台となるのが、次の3つです。
- 自分のやりたいこと
- 理想のイラストレーター
- 好きな絵柄
1つ目は「自分のやりたいこと」を考えること。
絵を趣味として楽しみたいのか、仕事として描いていきたいのか。
まずは自分が絵とどう関わっていきたいのかを基準に考えることが大切だと書かれています。
2つ目は「理想のイラストレーター」を考えること。
筆者は、多くのイラストレーターを知ることは、絵の多様性を理解するうえでとても重要だと述べています。
理想のイラストレーターは、単に「絵柄が好きな人」でもよいですが、自分のやりたい分野で実際に活躍している人を参考にするのがおすすめだとも書かれていました。
3つ目は「好きな絵柄を決めること」。
バラバラな絵柄で魅力を出すのは難しいため、まずは自分の絵柄の方向性を決めてから、描き方を考えていくことが大切だと述べられています。
この点については、私自身もかなり迷い、時間がかかりました。
これまでは、ずっと遊んでいるスマホゲームのような、線がきれいで完成度の高いイラストが好きだと思っていました。
ですが、意識して「好きな絵柄」を探してみると、思わず保存してしまうのは、絵本のような柔らかなタッチのイラストばかりだったのです。
時間をかけて振り返ってみて、自分が本当に惹かれているのは、そういった絵柄なのだと気づくことができました。
また筆者は、描き方を決める習慣について、
一度決めたら終わりではないとも述べています。
絵には流行があり、自分自身の好みや目標も変化していくため、描き方は定期的に見直し、アップデートしていくことが大切だと感じました。
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目を肥やす習慣

筆者は、描き方を決めるうえで大切なものは「目」だと述べています。
上手な絵を見たときに、
「なんとなく上手」で終わらせるのではなく、
「なぜ上手に見えるのか」「どのように描かれているのか」に気づけることが重要だという考え方です。
目を肥やすための具体的なポイントとして、以下の3つが挙げられています。
- 何が上手いのか
- なぜそう描くのか
- どのように描いているのか
筆者は、ただ上手な絵を眺めるだけではなく、
クリエイターの視点で、繰り返し観察することが大切だと述べています。
そのためには、ある程度の知識が必要になります。
知識がなければ、「なぜそう描いているのか」を深く考えることができず、
気づきも表面的なものになってしまいます。
私自身、イラストを学び始めた当初は、
乗算やソフトライトといったレイヤーの合成モードについて、ほとんど理解していませんでした。
そのため、上手なイラストを見ても、
「きれいだな」「すごいな」と感じるだけで、
どうしてそう見えるのかまで考えられていなかったと思います。
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考えて描く習慣

絵が上手くなるためには、考えて描くことが大切と筆者は述べてて、考えて描くためには以下の3点が大切だと述べています。
- 問題を作る
- 問題を解く
- 答え合わせ
1つ目の問題を作ることに対しては、描いてみたいと思うものが見つかった時、その題材の問題をどんどん作りましょう。問題を作ることは新たなチャレンジでもあります。
早く上達したければ、新しい描き方や、苦手なもの、描いたことがないものに次々チャレンジをしていこうと筆者は述べています。
2つ目の問題を解くためには解く前に計画や準備を行う必要があると筆者は述べています。
手を上げているポーズが描きたければ参考にしたいポーズ集を用意します。木が描きたければ、木の写真を用意します。
3つ目の問題を解くためにはより良い絵を描くために、様々な手段を使って深く考えていくこと自体が、自分の成長に繋がると筆者は述べています。
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インプットとアウトプットのバランスの習慣

この習慣について筆者は、これまで紹介してきた習慣をインプットとアウトプットに分け、バランスよく行うことが大切だと述べています。
また、絵が上達する人はインプットとアウトプットのバランスが良く、反対に、なかなか上達しない人は、そのバランスが偏っているとも書かれていました。
インプットとアウトプットをわかりやすくまとめると以下のとおりです。
- インプットとは、絵に関する知識を取り入れること。
- アウトプットとは、実際に絵を描くこと
理想的なのは、インプットした内容を、
そのままアウトプットにつなげていくバランスだと述べられています。
インプットは、特別な「勉強」として構える必要はありません。
日常の中で、好きなイラストを見たり、アニメを見たりしながら、「なぜこの絵は魅力的なのか」「どうしてこう描いているのだろう」と考え、調べることも立派なインプットになります。
一方で、アウトプットは意識的に行うことが大切です。
インプットによって新しい描き方や考え方を知ったら、できるだけ早く、自分の絵で試してみることが重要だと感じました。
アウトプットを意識的に行うことが大切だという点は、個人的にもとても共感できました。
インプットとアウトプットのどちらが楽かと聞かれたら、正直、インプットのほうが楽だと感じます。
今回この記事を書いているのも、読んだ内容を自分の中に残しておきたいと思ったからです。
もしインプットだけで「読んで終わり」にしていたら、時間が経つにつれて、きっと内容を忘れてしまっていたと思います。
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まとめ
今回紹介した『絵がうまくなる5つの習慣』は、「どうやって練習するか」だけでなく、どうやって絵と向き合い続けるかに焦点を当てた一冊だと感じました。
絵を継続すること、描き方を考えること、目を肥やすこと、考えて描くこと、そしてインプットとアウトプットのバランス。
どれも特別な才能が必要なものではなく、今日から少し意識するだけで始められる内容ばかりです。
私自身、イラストを再び描き始めた初心者の立場だからこそ、「完璧じゃなくていい」「やめないことが大切」という考え方に救われました。
絵が好きだけど、何から始めればいいか分からない方や、一度絵を描くことから離れてしまった方にとって、そっと背中を押してくれる一冊だと思います。
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