【北欧時間】自分らしく生きることを教えてくれる本

「北欧時間」自分らしくいきることを教えてくれる本 実用書

北欧時間」は日暮いんこさん著、大和出版より2023年10月31日に初版が発売された書籍です。

著者が北欧で出会った人たちを通じて、自分らしく生きることや、幸せとはなにかについて書かれています。

今回、北欧時間を読ませていただき、ぜひ紹介したいと思いこのような形で書かせていただきました。

この記事では、自分らしく生きることとは?そのことを教えてくれる「北欧時間」のあらすじとおすすめポイントを紹介していきます。

湖の景色を見ている女性

「北欧時間」は以下の方におすすめの本です。

・毎日が忙しくて疲れている人
・普段、あまり本を読まない人
・北欧の写真が好きな人
・自分らしく生きるマインドを知りたい人

本の中身は話し口調で、全体的にわかりやすく、普段は本を読まない方も読みやすい内容になっています。

何よりも特徴的なのは、章ごとや挿絵のように挟まれた北欧の写真。

日常の生活を切り取ったかのような写真は見ていて癒やされます。

そして、この本を読むと、筆者の体験談から、北欧人の自分らしく生きることの心構えを知ることができます。


北欧の景色

筆者は東京で会社員をしていましたが、やりたいこともなく、ただ仕事に追われるだけの毎日でした。
ある日、筆者はとある本に出会います。

そこには、北欧、そしてデンマークの人々が「ほっこりとした安らぎ」を大切に、心地よい生き方・暮らし方を追求していることが語られていました。
「私が心の奥底でずっと探し求めていたのは、これだ!」と衝撃を受けて、いてもたってもいられなくなりました。
「この虚無生活から抜け出すには、何かを劇的に変えなければいけない!」
という強烈な切迫感が、そのときの私に合ったかもしれません。
そこからは、ふだんヘタレな自分ではありえないほどのスピードで、北欧行きの準備が進みました。かなり無計画に会社を辞め、学生ビザを申請。
SNSで居候先を見つけ、ひとまず留学という形で、渡欧が決まりました。

引用元:日暮いんこ著「北欧時間」より

この部分は、筆者の人生の分岐ともいえるシーンだと思います。
勢いで行動しても、どうしても考え込んで立ち止まってしまったり、なんなら引き下がってしまったりすることもありますよね。

それなのに、渡欧まで踏み切った筆者さんは本当にすごいです。

そして、筆者は北欧で元々やりたかったライターやイラストレーターとして活躍されています。

毎日、やることがなく仕事に追われていた筆者は北欧で過ごす内に、「好きなことができたなと」思うことができるようになったそうです。

なぜ、そのような気持ちに変化が起こったのでしょうか?


森と湖

筆者は自分の意見を中々言えなかったり、頑張り過ぎるところがある方だと本を読んでいて感じていました。

日本で過ごしていた時は、毎日仕事に追われて心のなかでどこか切迫感を抱えていた筆者が、北欧に留学して、北欧の人々が5つの時間を大切にしていることに気付きます。

・セルフケアの時間
・自分軸の時間
・シングルタスクの時間
・クリエイティブの時間
・ヒュッゲの時間

この5つの時間を元に、筆者が体験したこと、感じたことが書かれています。

全体的に素晴らしい書籍なのですが、ここからは特におすすめと感じたシーンを厳選して、3つあげてみました。


1. 8・8・8のルール

メモを取っている女性

プロローグ(p22)で書かれている8・8・8のルールは、1日を24時間に分けて「8時間」労働「8時間」プライベート「8時間」睡眠に分けるというものです。

北欧の方々の仕事と生活のバランスを保つ秘訣とのこと。

スウェーデンでは6時間労働の実験も盛んに行われているらしいです。

仕事をしている日でも、8時間もプライベートの時間があるのは本当に羨ましいですね。

日本も一応、8時間労働なのですが、残業は当たり前にあるもの。

普通に会社で働いていて8・8・8のルールで過ごすのは、中々難しいものがあると思いますが、純粋に強い憧れを持ったシーンでした。

2. 森に行く

森と道

セルフケアの時間(p63~71)で書かれている内容です。

北欧の人々は自然に触れながら、友達や家族とゆったり過ごす時間を大切にしていて、友人と遊ぶときも森や公園など自然があるところに誘われることが多いとのことです。

ところで、私が日本に住んでいた頃、お決まりの休日の過ごし方といえば、ショッピングでした。
ショッピングセンターや駅ビルでお買い物をしてストレス発散!
電気屋さんで新作の家電を眺めて、つらい気持ちを紛らわせていました。

引用元:日暮いんこ「北欧時間より」

正直、ここのシーンにすごく共感しました。

休みの度に目的もなくショッピングモールに行って、ブラブラと歩いて気になったものを買っていく。

そうすることが手っ取り早いストレスの解消なのだと思っていました。

確かに買い物は楽しいですし、一時的にですが爽快感すらあります。

けれど、なんとなく買ったものはあまり愛着もわかず、あとで罪悪感が出てくることも多々とありました。

このシーンと北欧の自然の写真を見て、涼しくて気持ちの良い時期に公園に行って好きな小説を読んで過ごしたり、散歩したりしたいなと思いました。

3. 特別なギフト

ヒュッゲの時間の章p180で書かれている内容。

「私たちは、この美しい時間を、1日の終わりを穏やかに迎えるための、自然くれるギフトだと思っているんだ」

引用元:日暮いんこ「北欧時間」より

筆者のこの文章に心を掴まれましたし、そこの隣のページにある夕日の写真がとても綺麗で、しばらく見とれてしまいました。

そして、最後に夕日をみたのはいつだったかな?と、このページを読んでいてふと思いました。

森に行くでもそうでしたが、北欧の人々は本当に自然を大切にしているのだと伝わってくるシーンです。

忙しくて、1日があっという間に終わってしまう毎日。

ゆったりと過ごすことの大切さをこの章で学ぶことができました。

「北欧時間」はこんな本でした。

・毎日が忙しくて余裕のない方に読んで欲しい癒やされる本です
・本を読むことで北欧の人たちが幸せな理由を知ることができます
・ゆったりと過ごす大切さを学ぶことができます

「北欧時間」は北欧の人々が幸せな理由を筆者の体験から書かれている本です。

本は読みやすいので、あまり本が読んでいない方も読みやすいと思います。

幸せな時間を学ぶことができる「北欧時間」お手に取ってみませんか?


コメント

タイトルとURLをコピーしました